何歳でどれだけお金が貯まっていればいいのか、40歳で1,000マン?いやいやむしろ30で1,000マン?なかなかわかりませんよね。
SNSを見てると意識の高い額が並んでいてクラクラしてくる人も多いかと思います。
そんな方にこの記事では僕の好きな名著「となりの億万長者」に出てくる期待資産額の公式を用いて年齢、収入を元にした資産額の目安をお伝えします。
この記事を読めばあなたが蓄財優等生か、それとも蓄財劣等生となってしまっているのかが判明してしまいます。
期待資産額を知ろう
期待資産額ってなんだ?
期待資産額とはお金の本では教科書的名著と言われる(僕がそう言ってるだけですスイマセン)「となりの億万長者」に出てくる年齢と年間の所得額から導いた現在までに築いているだろう資産額の目安のことです。
公式は次の通りです。
期待資産額=
年齢×年間の手取り家計所得額÷10(遺産相続による収入は含まない)
例えば40歳既婚、共働きで年間の手取り家計所得が800万円であれば、
期待資産額=40×800÷10=3,200万円となります。
うーん、ちょっと多い気もするが、まあ妥当と言えば妥当かな…
26歳独身、社会人4年目、年間手取り所得400万円の若者であれば
期待資産額=26×400÷10=1,040万
いや、1,040万て。さすがに無理でしょ。多分3食もやしですよ、このヒト。
期待資産額の公式が当てはまる層
上記の通り、高めに出るなあという印象なので働き始めたばかりの20代前半の若者には当てはまらなそうですね。
著者も述べてる通り、年収5万ドル(日本円で550万円くらい)以上で25歳〜65歳くらいならかなりの精度で当てはまるようです。
働いて10〜20年くらいでの現在値の確認という位置づけが良いのではと考えます。
蓄財優等生、蓄財劣等生あなたはどっち?
蓄財優等生って
蓄財優等生、良い響きですね。蓄財、財を蓄えるのに秀でてます!って感じで自分がそうであれば気持ちいいですよね。
蓄財優等生とは上記の式で導いた期待資産額を2倍した資産額を持っていれば蓄財優等生と言っています。
2倍!
上記の40歳の人だと、期待資産額が3,200万円ですから6,400万円の資産を築いていれば晴れて蓄財優等生の仲間入りです。
6,400万…。多いな。それだけ優等生はハードルが高いということですね。
蓄財劣等生とは
次に蓄財劣等生です。
劣等生!嫌な響きですねえ。なんかそれだけで「お前はダメだ!」と言われているようで気分が悪うございます。
ちなみに蓄財劣等生は、期待資産額÷2以下の資産しか気付いていない人です。
上記の40歳であれば、資産額1,600万円以下なら蓄財劣等生です。
1,600マン!
結構高いな。これは結構な人が蓄財劣等生に入るのではないでしょうか。
実際の日本人の金融資産保有額は?
金融資産の中央値は800万円
実際に日本人が保有している金融資産の額はいくらでしょうか?
金融広報中央委員会によると、金融資産を保有している2人以上世帯の金融資産中央値は800万円です。
世代別に見ると、
20代…165万円
30代…355万円
40代…550万円
50代…1,000万円
60代…1,200万円
70代以上…1,100万円
意外と少ないですね。中央値なので一番真ん中にいる人の資産額です。
重要なのは倹約
上記のデータから、日本人の多くは蓄財劣等生となるようです。
もう一度目安の式をおさらいしましょう。
期待資産額=年齢×年間の手取り家計所得額÷10
名著「となりの億万長者」によると、やはり年齢と年収による「当然貯まっているであろう資産額」は上記の式であるとのことです。
しかし、なかなか実際のところ、そこまでの蓄財は難しいです。
その理由は多くの人は「普通に生きてきたから」です。
普通に会社に入り、普通にお金を使い、家を買い、保険に入り、新車を購入してきたからですね。
これでは入った分が、ドンドン出ていって貯まりようがないですよね。
名著「となりの億万長者」では、いわゆる億万長者の特徴とは、
・多くは一代で富を築いた
・自営業、もしくは事業者が2/3を占める
・そしてなにより倹約、倹約、倹約!
他にもありますが、特に大事なのは上の3つでしょう。
ここまでしないと、蓄財優等生はおろか期待資産額も築けない可能性があるということです。
ここに記載していない具体的な例やその他の条件は「となりの億万長者」を参考にしていただくとして、特に倹約は大切です。
収入が増えた分、生活レベルを上げていたら一生お金が貯まりません。
逆に倹約に努めていけば、期待資産額を築くことは十分見えてくると思います。
倹約をどのようにすればよいか、お金に関して5つの力に分けて説明している「お金の大学」という本の、守る力を読むと良いでしょう。
ぜひ、皆さんも期待資産額を築けているか、蓄財優等生か劣等生か、一度チェックしてみてください!
そして、期待資産額に到達すべく、支出の見直しをしましょう!
倹約は明日からでも始められます!きっと出来ますよ!