いきなりですが、社長は孤独です。
いや、孤独でない社長もいるのかもしれませんが僕は孤独だなと思います。
先日の記事で起業すると自分で全て決めねばならないと言いました。

特に、起業して最初の方は、自分ひとり、社員がいたとしても物事の決定を相談できるほどには育っていない、そんな感じのことが多いでしょう。
そんな中で、自分ひとりであれやこれや考えているとだんだん煮詰まってきます。
嫌なこともあると思います。特に起業当初は買い叩かれたりぞんざいに扱われたり、客層が定まっていないのでクレーマーが紛れ込んできたり………。
愚痴のひとつもこぼしたいけど家族や友達にもあんまり話せる内容じゃないしなあ、と抱え込んでしまうことがあります。
ぶっちゃけ孤独です、辛いです。
この記事では、僕が起業1〜2年目に行き詰まって孤独だなと感じた時にした対処法をお伝えします。
起業したてで孤独感を感じている人、方向性に行き詰まりを感じてモチベーションが下がっている人にぜひ読んでいただきたいです。
起業して孤独を感じたら
希望を持って起業したんだけど、会社員時代と違って周りに相談できる人もいなで自分で船の舵取りをしないといけない。しかし、先行きも不透明で不安、日々の仕事も細かいストレスがたまる。
同僚と飲みに行って愚痴でも吐いてまた明日から頑張る。それもできない、とにかく孤独を感じる、そんな社長にオススメするのが次の4つの対処法です。
先輩やメンターと会って話す

同じ業界で自分のはるか先を行く先輩、特に自分より年上なのにまったく衰え知らずでバリバリ最先端で働く先輩の話は、自分が持っていなかった視点を学ぶいい機会です。
また実際の仕事ぶりも見られればさらに良いです。次の日からその人をイメージして仕事をしたりしたこともあります。
その業界で成功してきた人です。自分が通ってきた悩みも通ってきています。その経験談は大いに役に立つことでしょう。
なにより、一定の立場を確立したにも関わらずいまだガンガン進み続けるそのバイタリティに触れるとあなたのモチベーションもグーンと上がります。
大丈夫です。その道で大成功しているような方は自分に興味を持って懐に飛び込んで来る人を可愛がってくれる器の大きい人が多いです。恐れず飛び込みましょう!
ただし、教えてもらったらちゃんと感謝をしましょう。失礼はダメですよ。
同じくらいの時期に起業した人と話す

同じくらいの時期に起業した若手、特に同業者だと悩みも似ています。これは決して傷の舐め合いや愚痴の言い合いをしろと言っているのではありません。
一人でウジウジと悩んでいると気づきませんが、自分と同じ起業したての人たち、実は自分が抱えている悩みと同じことで悩んでいたりします。そんな人と話すことによって、「ああ、この悩み、自分だけじゃないんだな」と安心感を得られます。
しかし、一番重要なのは、自分と同じような立場の人間が別のアプローチで問題の解決を図ったり、一歩先を行っていたりする。そのことにものすごく刺激を受けるということです。刺激し合う仲間がいれば、これまたモチベーションもグーンと上がります。
他業種の人の話を聞く

自分のいる業界で当たり前と思っていることが他業種では当たり前ではありません。他業種の人の話を聞くことで新たなヒラメキが得られることもあります。
また、業界によっては業界自体が衰退期になっており市場が縮小し、大変厳しい戦いを強いられている中で結果を出している人もいます。そんな人の試みはめちゃくちゃ勉強になります。
しかし、せっかくの他業種の話も「うちの業界とは違うから」と始めから切り捨ててしまう人もいますが、これは非常にもったいないです。「自分のところだったらどうするかなあ」っていうように考えることで自分の業態に落とし込んで活かした事もあります。
SNSやサロンでそっと愚痴をこぼす

最後はあまり推奨というわけではありませんが、SNSやサロンなど、ネットでそっと愚痴をこぼすという方法です。
今は業種別のサロンもあると思います。リアルでは友達や家族に言えない愚痴も顔の見えないネットでは言えることもあるでしょう。
根本的な解決ではありませんが、誰かに話すことで心が軽くなることはあると思います。ただし、節度を持って利用しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
起業して誰もが通る「孤独」との闘い。
・先輩経営者に会う
・同時期に起業した仲間と話す
・他業種の人の話を聞く
・SNSやサロンで愚痴をそっとこぼす
この4つをすることで僕は落っこちそうになりながらも墜落せず軌道に乗せることができました。皆さんも、起業して孤独を感じた時はぜひ試してください!