どうも〜。マセリョウジです。
現在、2021年の5月(記事執筆時)です。新型コロナウイルスが猛威を奮って2年目、医療従事者、高齢者へのワクチン接種が始まりました。一方で、変異株が現れ感染が広がり、3回目の緊急事態宣言が発出されました。一部では感染しても十分な医療が受けられない状況も出ており、また、他の疾患の入院や手術も延期されるなど医療崩壊も起こりつつあると懸念されています。
この状況で、我が家は家族で体調を崩しました。具体的には、胃腸炎に罹ったのです。よくある話で、子供から始まり親へと広がったわけです。症状自体も酷かったのですが、今年はコロナ禍ということで通常の年に罹患するよりも不安がかなり強かったです。
その時感じたことを、忘備録も兼ねて共有したいと思います。
マセリョウジ:大学受験の時に3浪し新卒でブラック企業に入り、心身をすり減らして退職しました。その後転職を数回してから独立起業し、現在は小さな会社を黒字経営しております。
始まりは突然の娘の嘔吐から
最初は長女(4歳)が夜中に突然嘔吐をしたところから始まりました。恥ずかしながら僕は気づかずにグースカ寝ていました。
次の日も何度か吐き、祝日でしたので絶食と細かい水分補給で乗り切り翌日に小児科に連れていき、2〜3日で症状は治りました。
その間、嘔吐物にはできるだけ触らないよう注意をし、食べ物のシェアも避けていました。
続いて次女も
注意をしていたにも関わらず入れ替わるように次女(2歳)も夜中嘔吐し始め、あまりにひどいので妻が夜間救急に連れていくことに。このご時世、病院に行くにも不安でしたが、動線は発熱患者と区別されしっかりしているように感じました。点滴治療を受け、そこからやはり2〜3日で治りました。
引き続き、吐物の処理、消毒などもしっかり行い、2次感染を起こさないよう極力注意します。
逃れられない胃腸炎
ご家庭をお持ちの方は、経験があると思いますが、インフルとか胃腸炎て家族で順番にかかりますよね。
我が家も注意していましたが、親がかかりました。しかも、父母同時です。
夜明けぐらいに「うう…。気持ち悪い。昨日食べすぎたか…。もう夜にお菓子食べるのやめよう。これは吐くかな」
と思いながら吐き気をこらえて起きてくると妻が、開口一番、
「吐いて気持ち悪いから今日仕事行けない」
うおっ、そうかあ、まさかの二人同時体調不良!
そう言われると「大丈夫?ゆっくり休んで。飲み物は飲める?」という言葉しか出てきません。
ここで、もうピンときましたね。子供の胃腸炎がうつったと。
コロナ禍で体調を崩す不安
そしてすぐに、僕もゲーゲー吐いて頭も痛いし、37度くらいの微熱はあるしで無理すれば2割程度仕事できるかどうかの体調不良に陥りました。
体調不良でも仕事をするのはするのは美徳ではなく迷惑
かつては多少、熱があったり風邪気味であっても仕事をするというのは、ともすれば「おお、あいつ頑張ってんな」くらいのポジティブな評価をされていました。従業員も「風邪ぐらいで休めない」という気持ちはあったでしょう。
しかし、今は違います。体調不良、特に発熱などの風邪みたいな症状があれば新型コロナに罹患している可能性がありますので、むしろ出勤されると迷惑です。
発熱がした従業員がいる会社やお店に誰もいきたくないですよね。例えばルート営業が、ゴホゴホして真っ赤な顔して会社に訪ねてきたら「帰れや!」とアルコールスプレーをかけまくられること必至です。
つまり、今は「感染症の疑いがあるものは自宅待機がマスト」の状況なのです。
僕も、仕事は休みにして、細々とした従業員に遠隔で指示を出してやれることだけしてもらいました。
自分がコロナに感染しているのではないかという不安
なによりも、怖かったのが、「これ、もしかしてコロナに感染してるのではないか」という不安です。
状況的に見て、子供から順番にうつっていってゲーゲー吐いて、胃腸炎がうつったんやろなと思っていても不安です。もちろん胃腸炎にかかっててコロナにも感染してる可能性もあるわけです。
「コロナ 症状」で調べたりして、実際ちょっと熱があるし、症状として嘔吐する場合もあると書いてあるのを見ると不安になります。感染者数も増えていますので、会食やレジャーなどしていなくても、いつなんどきかかってもおかしくないという感じですので余計に不安でした。
そして、場合によっては周りの人にも余計な心配や疑いをかけられたくないと思って体調不良を申告するのが遅れる場合があるのではないかと感じました。
「もしもコロナだったら」の不安の理由
「もしもコロナに感染していたら」の不安は、僕の場合、次の3点でした。
不安要素その①…変異株感染による重症化
不安要素その②…家族への影響
不安要素その③…仕事への影響
変異株感染による重症化
僕は41歳です。変異株は30代、40代でもあっという間に重症化すると聞きます。
もし、重症化してしまった場合、家族と2度と会えずに最悪亡くなってしまう可能性もあります。
え?もう子供を抱きしめられないの?と考えるすごく怖くなりました。でもだからと言ってあんまり触るとうつしてしまうんじゃないかと思って触れられなかったりして、とにかく子供たちともう会えなくなるのではないかという不安が大きかったですね。
家族への影響
まず家族にも感染が及んでる可能性があります。さらに、もし、自分と妻が感染していて二人とも隔離や重症化してしまったら濃厚接触者の子供二人の行き場はどうなるのでしょうか。親は高齢者ですので預けられません。え、幼い子供二人どうすんのよっていう不安がありました。
仕事への影響
まず、体調不良で無理して仕事をすべきではないのは先ほど述べたとおりです。その時点で影響は出ているのですが、もし感染していた場合、軽症でも2週間程度は仕事は中断になるでしょう。これは、自営業としてはとても辛いです。なぜなら、僕はマネージャーでもありプレイヤーでもあるからです。非常に属人性が強い事業なので自分がいないと成り立たないのでほぼほぼ2週間丸々ストップすることになります。収入ゼロです。痛いです。
その後、復帰したとしても勢いを取り戻せるのだろうかという不安や、コロナ感染者に対する風評被害も未だあると聞きます。大きな企業と違って、穴を埋めてくれる余人がいないという不安がめちゃくちゃありました。
実際に断腸の思いで店を閉めている飲食店の皆さんの不安たるやかなりのものだろうなというのも強く実感し、商売を止めるというのは命を止めるということとある意味近いなと感じました。
平時とは違うこのご時世に体調を崩すということ
幸い徐々に落ち着き3〜4日でいつもぐらいの調子に戻り、やはり胃腸炎だったということでおさまりました。
しかし、今回、ガクッと体調を崩して、不安になることがたくさんありました。
平時であれば、その病気と少しの間、穴を開ける仕事のことなど気にしていればよかったのですが、コロナ禍ではそれ以外にも考えなければいけない不安要素がたくさんあるのです。
これは精神的に本当にキツいですね。早くワクチンが普及して、この状況がなんとかならないか、それを強く強く感じた数日間でした。
また、PCR検査の陽性者数が毎日出ていますが、見慣れてくるとただの数字に見えますが、実は陽性者ひとりひとりの不安がその数字にはくっついているのだというのは覚えておきたいところです。
非常時に感じるFIREの必要性
もうひとつ、今回思ったのは、もし自分がFIREをしていたらこんなに不安ではなかったのではないかということ。
自分がFIREをしていて経済的自由を達成していたら、今回あった不安のほとんどが解決できていたはずです。
ボーッとする頭の中で何度もよぎりましたね。
つまりFIREをしていれば仕事のこと(不安その3)を気にすることなく家族に寄り添ったり(不安その2)、自分の回復に専念したり(不安その1)ができたのです。
不安を感じるのも経済的自由を手に入れていないからこそ、と言っても過言ではないくらいです。
最近はFIREに対する否定的な意見も散見されますが、こういうこと一つとってもめちゃくちゃメリットは大きいとそう思って、僕はFIRE、サイドFIRE目指して頑張るぞという決意をあらためて固めました。
早く、コロナ禍が収束せんことを切に願います。