投資

「〇〇という投資、どう思いますか?」と聞いてくる人が必ず損をする理由【カモネギ】

リョウジ

どうも〜。マセリョウジです。

ビットコインなどの暗号通貨、太陽光発電、ソーシャルレンディング、FX自動売買…流行りの投資というのはたくさんあります。

「ビットコインで億り人!」

「ソーシャルレンディングで年利20%!」

とか聞くと、

鴨田ネギ男

そんな儲かるの?ワイもやりたい!

という気持ちが湧いてきますよね。

しかし、ちょっと待って!

あなたが興味を持ったその投資、高値で掴まされてるかもしれませんよ。

この記事では、今まで投資に興味がなかった人が「今〇〇投資がキテる!」という話を鵜呑みにして損をする仕組みを解説しています。ぜひこの記事を読んで、汗水垂らして働いて得た大切なお金を失うようなことがないよう注意してください。

・〇〇投資がキテるという情報を掴んだ時はもう遅い

・儲ける人は話題になる前から投資している

・リスクの高い投資は「遊び金」で勝負しないと必ず負ける

「〇〇って投資どう思いますか?」と聞いている時はもう遅い

両学長やもふもふ不動産さんなどのインフルエンサーに「〇〇って投資どう思いますか?」と聞いている人をよく見かけます。

こういう人は残念ながら、カモです。

その理由を次の図で示します。

次の図をご覧ください。

これは架空の投資商品の値動きを示しました。

流行りのこの投資商品(仮にAとします)、ずっと地を這うような低い値動きですがあるところでグーンと上昇します。しばらく上がり続けてそのあと急落します。

この投資商品Aの値動きを見ながらなぜ損をするのかを解説します。

これを買う時期によって4つに分けてみます

「どう思いますか」と聞く人が買うのは一番最後

買う時期を1〜4に分けました。

利益を出せる人…話題になる前にリスクを取って買える

情報感度の高い人…①ほどではないが上がり始めで買って利益を出せる

ちょっと危ない人…投資界隈で今来てると話題になってから買う人、高値づかみする可能性がある

カモネギくん…最後に買う人、投資商品が巷で話題になった頃に最高値で掴まされ損をする

「この投資どう思いますか」と尋ねる人が買うのはどこかわかりますか?

そうです4です、カモネギくんです。

4で買った時はほぼ最高値です。ここからドーンと落ちていくのみです。

なぜなら金融リテラシーの低い人が投資の情報を掴むのは、みんなが買い終わって、買う人が自分以外いなくなった時だからです。

リテラシーの低い人が情報を得るぐらい情報が飽和しているということは、もう1〜3の人はもう買っているのです。最後にその人が買ってもう終わりです。

その後に買う人がいないのであとは下がるだけというわけですね。

その頃になってようやく、

「〇〇って投資どう思いますか?」

と投資判断を他人に委ねているようではダメです。

巷で話題になった「今」値上がりしている商品を「どう思いますか?」と聞いている時点で高値掴み確定

儲けている人は誰も見向きもしない時に買っている

例えばビットコイン、莫大な利益を出している人は必ず1で買っていますね。

1の時期というのは誰も話題にしません。ごく一部の人がこれから来るかもしれないし、全くダメかもしれない投資話を語っているだけです。その中には本当に詐欺のような話もあるかもしれません。

「ビットコイン?暗号通貨?なにそれ聞いたことない、怪しい、騙されてるよ」

世間の認識がこの程度の時に、ガツっと買っているのです。

誰も買わない、見向きもしないものに投資したからこそ、そのリスクに対する見返りが大きく返ってくるのです。

そして多くの人は4の頃に

「ああ、俺も買っておけば今頃大金持ちだったのに」

と思うのです。

何人かは実際に投資行動に走ってしまうのです。一寸先は崖とは知らずに。

投資で莫大な利益を出す人は「誰も見向きもしない」時にリスクを取って資金を投入している

例え底値で買っても売る勇気がない

仮に運よく1の底値で買えたとしても、カモネギくんは売る勇気がありません。

次の図を見てください。

投資商品Aの値動きを途中までで切ったグラフです。

後から見れば暴落した時がいつかわかりますが、こうして見ると右肩上がりの図にも見えます。

これを見るととても最高値で売ることなどできません。なぜならまだ上がる、まだ上がると欲をかいてしまっているうちに暴落してしまうのです。

早めに売ったとしても今度はぐんぐん上がっていく投資商品Aの価格を指を加えて見ているしかありません。「もう少し後で売ればよかった」と後悔するでしょう。

このように仮に底値で買っても天井で売り抜けるのは難しいです。

底値で買っても高値で売り抜けるのは困難

将来上がる商品に投資する方法

誰もが1の底値の時に投資したいです。しかし、どの投資商品が値上がりするか正確に予測することはほぼ不可能レベルで困難です。

では、どうすればいいのでしょうか。

ポイントは分散と余剰資金です。

豊富な資金で分散投資

なにが当たるか予測できない以上、一つがダメでも他のものが上がるように投資商品を分散する必要があります。しかし、それには資金力が必要です。資金力がない以上は分散すると一つ一つが少なくなってしまいます。

ある程度の額を各々の投資商品に分散するには膨大な資金を要します。これは、なかなか一般人には難しいでしょう。

なくなっても困らない余剰資金で投資

次に重要なのは余剰資金で投資するということです。

生活費や老後のお金、子供の学費をぶち込むーみたいなことは自殺行為です。投資した商品が暴落してしまったら人生破滅です。

それを避けるには余剰資金、つまり無くなったとしても痛くも痒くもないお金を投資することが必要です。

結局、余剰資金かつ資金力の大きさが重要なのでもともとそれなりにお金持ちでないとこういったやんちゃな投資商品に大切なお金をベットするのは難しいのですね。

お金のあるところにお金は集まるというのはこのことでしょう。

リスクの高い投資商品で利益を出すには豊富な資金力による分散と無くなっても困らない余剰資金で投資することが必要、つまり元々お金持ちでないと難しい

一般人が投資で闘う方法

「じゃあ一般人が投資で闘う方法はないのかよ!」

そう聞きたくなるでしょう。

一般人が投資で闘う方法はあります。

どの投資商品が値上がりするかわからない以上、長期で見れば確実に上がるだろう確率が最も高いものに投資するのです。

それは、

人類です!

鴨田ネギ男

とうとう頭をやったか…

そう思うのは待ってください。

人類に投資するというのは別に怪しくはありませんし、電波系でもありません。

世界経済全体に投資するのです。

人類の経済活動が未来に向かってどんどん広がっていくと信じて、世界中の株式に分散するのです。

これなら、分散もされていて投資商品の価格を予測する必要もありません。人類は過去から今までずっと経済市場が成長し広がり続けているので未来もそうなる可能性が高いです。

だから人類の経済の成長にベットするのです。

具体的には証券口座を開設してeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資しましょう。全世界といっても投資対象企業の6割はアメリカなのでアメリカ重視の場合は全米株式でもいいですね。

つみたてNISAで投資すれば売買益も非課税になるのでとてもお得ですね。

一般人の投資の最適解の一つと言えるでしょう。

証券会社は購入手数料無料かつ手軽で便利に投資できるネット証券一択です。

ネット証券では楽天証券SBI証券がおすすめです。実際僕も使っています。

どちらも良い証券会社ですが、楽天経済圏に浸かっている人は楽天証券、米国株にもどんどん投資していきたい人はSBI証券が良いです。

一般人の投資の最適解は全世界株式(もしくは米国株式)への投資

まとめ

「〇〇って投資どう思いますか?」

と聞く人がなぜカモネギなのか、わかってもらえたと思います。

投資するかどうかの判断を他人に委ねている時点でもう必敗です。

どの投資商品に投資するにしろ、最低限、他人に説明できるレベルまでは勉強しましょう。でないと大切なお金をドブに捨てることになります。

一般人の投資の最適解の一つは全世界株式(もしくは全米株式)です。しかし、これもしっかり勉強して腹落ちしてないと暴落の時に狼狽売りしてしまいます。注意しましょう。

入門書としては山崎元さんの「難しいことはわかりませんがお金の増やし方を教えてください」がサラッと読めてとっかかりとしてはいいですね。一般人にはどういう投資が合っているのかの基礎的なマインドが身につけられます。僕も投資し始めた頃に読みました。

この記事で少しでも「〇〇という投資ってどう思いますか」と安易に聞く人が減ってくれればと願います。

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